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ICIの注意点について ~高齢初診患者さんをフォローして思ったこと...~

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目次

2014年に入り、まもなく1ヶ月が経過しようとしていますが、あけましておめでとうございます、です。
随分久しぶりの医療関連の投稿です...。

振り返ってみると、昨年10月4日以来?ですね。医療関連は。
約4ヶ月放置状態...。

 すごいもので、ブログってこうやって数ヶ月放置しようが、そのまま残っていますが、それが書くほうにしてみると結構厄介で、どうしても残るものなので、適当なことを書くわけにはいかず、友人知人に何も考えずに話しているようなことでも、残ることを考えると、ついつい裏を取ろうとします。

 すると、それが結構面倒なので、どうしても疎遠になっちゃうんですよねぇ。
特にリアルな仕事がそれなりにはありますので、ほんとにヒマヒマしたときでもなければ、なかなかそういったことが出来ません。

 また学会発表などとも違い、ここで書いたことが変に一人歩きしたり、引用などでツッコミが入りこそすれ、ほめられることなんてまずないですから...。

 とか、書いていることすら、どれだけの人に読まれているかもはっきりはしませんが...。(^_^;)

 と、相変わらず前置きが長くなりましたが、リアルな日常はそれなりの忙しさも加えた上で過ぎていっていますので、その中でも最近、患者さんをフォローしていて、ふと感じたこと。そして、それを以後のフォローにも生かしていこう、と思ったことを書いてみようと思います。

 あくまでも、自分の主観がメインではありますが。

さて、長い前置きでしたが、

昨年10月に、年配の方の初めてのICI(陰茎海綿体注射)という投稿を行いました。

 この時の方ですが、何度か薬液を購入してもらい調整を行っていたのですが、最初の頃の話。
 オフィステストは通常、マトリックスに基づき算出したA液、B液量の約2/3の量を診察室で私の目の前でご本人自身で注射して頂きます。

 当然私がいますので、使い勝手に戸惑っても、その場で手取り足取りやり方をお伝えしながら注射を行うわけです。

 そしてご希望の本数をお渡しし、帰宅されたのですが、その後暫くして問い合わせの連絡が入りました。

 オフィステストでは反勃起程度にはなったのだが、自宅で注射をしたら一向に反応がない。どういうことだろうか?ということでした。

 当然、第一に考えるのは、うまく海綿体に薬液が注入されていない、ということですが、御本人曰く液がどっかに飛び散ったり、ということもない、とのこと。

 新規の薬液を購入頂き、何度かやり方の確認をしますが、どうもうまくいかない、とのこと。

 それほどお金にお困りな方では無いのですが、それでも何度も繰り返していると、やはりこちらの方が気になります。
 そこで、『もう一度、御来院頂いて私が直接陰茎海綿体に注射をしてみたいのですが、如何でしょうか』と提案をしました。

 男性系の治療でなくても、自由診療ではなかなかクリニックに足を運ぶのに抵抗が強い患者さんも割りといらっしゃいます。

 しかしながら結局は医療は医療であり、まずは患者さんを見ないことには始まりません。

 親しい友人からの紹介であったこともあり、提案後すぐにいらっしゃって頂けました。

 結果ですが、やはりうまく陰茎海綿体に入っていなかった可能性が非常に高かったことがわかりました。

 方法としてはこれまでお渡ししていた量と同量の薬液を私が、オペ時の陰茎麻酔の要領で陰茎海綿体に直接注射。
ほどなくして勃起。

 加えて、そのままでは軽度の勃起はするものの、挿入可能な硬さにはやや足りないので、経過を見ながら薬液を追加注入してみました。

 結果として、『ギンギンとはなりませんでしたが(ただ、御本人曰、自分の感じではギンギンになっているように感じられる、としきりに仰っていましたが...)、』

 90度程度までは起立し、脈打っており、実際に女性を前にした性的興奮も付加されれば挿入も可能では?というレベルには達しましたので、その時点で薬液の追加注入を止めました。

 帰宅時に注入した合計量を少し上回る量に調整したものを購入頂き、次の経過を見ることとしました。

 勃起状態が解除されたのは、約2時間半後だった、との報告はいただきました。

今回パカパカ追加できたのは、

 持続勃起となった場合にも即座に対応できるように、クリニック近くに休憩先を確保して頂き、目安の注射後4時間まではクリニックの付近で経過を観察が出来る体制を整えていたためでした。

今回の件で思ったのは、

 注入後約4時間程度はクリニック周辺に滞在し、いつでも処置が出来る体制を患者さんも意識した上で受診頂けるようにすれば

・ マトリックス算出の初回投与量を医師が直接陰茎海綿体に注射し、経過を見ながらある程度患者の希望の「硬さ」、「維持時間」を目指して追加注入を行うことで、

・ 投与量までの決定期間を短縮できるのではないか、ということです。

パートナーには内緒での使用を考えられる方も多いとは思いますが、1回分を有効に利用するには、

仮に受診当日にはパートナーはいなくても、近くに経過観察用のステイ先を確保して経過をみることで、結果として出来るだけ短い期間、回数で投与量の決定ができると思います。

ちなみに、当院ではシェラトン都ホテル大阪に滞在の方に限り、往診料は無料で出張を行っています

ICIの投与量を、できるだけ安全かつ短期間に決定したい、とお考えの患者さんの参考になると良いのですが...。

■ 漏れがないのに、陰茎海綿体に入ってない、という点についての考察ですが、これはおそらく注射時に陰茎を引っ張って包皮を薄くしておかないと膜を超えて陰茎海綿体まで針が到達してない可能性が考えられます。

 包茎のオペをしていても、いつも思いますが、包皮はたるむと思った以上に厚みを増します

 これまで、その点についてはあまり細かく注射時に説明をしてこなかったのですが、今回このような考察結果にたどり着いたので、今後、既存の患者さんにも改めて指導を行い、結果についてのフィードバックを受けてみようと考え中です。

 安くは無い薬液。出来るだけ有効に使われるべく、医者の側も色々と思案すべきことはいくらでもある、と思わせていただく良い機会になりました。

オートインジェクターの取り扱い方法 ~ICI (陰茎海綿体注射)~
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